NTT西日本名古屋支店は19日、愛知県エリアの顧客情報142件がファイル交換ソフト「Winny」を通じて流出したことを明らかにした。業務委託先であるNTT西日本-東海の社員の私物PCが、ウイルスに感染したことが原因だ。
流出した顧客情報は、2003年11月時点で作成された個人55人と法人87社の名前、住所、電話番号、料金情報など。これらの情報は、電話料金の請求時に使用されていたほか、一部には電話加入権の譲渡を検討していた顧客の情報が含まれていた。なお、料金引き落としの口座番号は流出していないという。該当する顧客にはお詫び文を送付するとしている。
NTT西日本名古屋支店によれば、顧客情報が流出したのは2006年7月。NTT西日本が定期的に実施している社内調査により、3月14日に流出が判明した。同様の社内調査により、2007年2月にもNTT西日本名古屋支店の情報流出が判明していた。
NTT西日本名古屋支店およびNTT西日本-東海では、従来から全社員に対して会社情報を社外へ持ち出すことを禁止していたほか、自宅のPCからも会社情報を削除するように指導していたという。NTT西日本名古屋支店では、今後さらなる情報管理体制の強化を図るとしている。
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■URL
ニュースリリース
http://www.ntt-west.co.jp/nagoya/web/newsrelease/2007/070319.html
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( 増田 覚 )
2007/03/20 13:24
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