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NTT東西のFTTHシェアは67.5%、0AB~J番号IP電話では75.6%に


 総務省は、電気通信事業分野の競争状況に関する2006年度第3四半期(2006年12月末)のシェアデータを公表した。FTTHおよび0AB~J番号IP電話では、NTT東西のシェアが引き続き増加傾向にある。

 FTTHの契約者数は、2006年12月末で前期比11.0%増の794万件。このうち、NTT東日本が1.1%増の37.5%、NTT西日本が0.4%増の30.0%で、両社合計で67.5%と引き続きシェア1位を確保している。また、戸建てとビジネスを合わせたシェアはNTT東西が76.4%、集合住宅が55.5%で、特に集合住宅でシェアの上昇が顕著だという。

 2位以下は、電力系事業者が0.4%減の14.6%、USENが0.6%減の6.7%、その他が0.5%減の11.2%。建築種別でも、同様にシェアを減らしている。

 DSLの契約者は1,424万件で、0.1%の減少。事業者別シェアは、BBテクノロジーが0.6%増の36.3%で1位。NTT東日本は0.2%減の20.2%、NTT西日本は0.1%減の18.3%となり、合計値は38.5%。4位以下は、イー・アクセスが0.1%増の13.5%、アッカ・ネットワークスが0.1%減の8.0%、その他が0.2%減の3.7%と、契約者全体の減少傾向が続く中で、BBテクノロジーとイー・アクセスの2社がシェアを伸ばした格好になった。

 IP電話の利用番号数は、5.8%増の1,375.9万件。内訳は050番号が1,040.4万件、0AB~J番号が335.5万件。番号別にシェアを見ると、050番号ではソフトバンクBBが0.5%減の46.5%、NTTコミュニケーションズ(NTT Com)が0.8%増の32.1%、KDDIが0.4%減の8.4%、その他が0.1%減の13.0%。

 0AB~J番号では、NTT東日本が1.8%増の40.6%、NTT西日本が0.6%増の35.0%で、両社合計値は75.6%。次いで、ケイ・オプティコムが1.2%減の9.3%と続き、その他は1.2%減の15.1%となった。


関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://www.soumu.go.jp/s-news/2007/070323_7.html

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( 村松健至 )
2007/03/23 17:55

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