米iDefense Labsは4日、Kaspersky Labのセキュリティ製品に複数の脆弱性が存在し、外部から任意のコードを実行される危険があると警告した。Kaspersky Labsでは、これらの脆弱性を修正した最新版の配布を開始している。
脆弱性は、「Kaspersky Anti-Virus 6.0」「Kaspersky Internet Security 6.0」などのセキュリティ製品に存在するもので、ARJファイルの処理に関するヒープオーバーフローや、ActiveXコントロールの不具合など全部で5種類。これらの脆弱性が悪用されると、外部の攻撃者によって任意のプログラムを実行させられたり、ローカルファイルを取得される危険性がある。
Kaspersky Labでは既にこの問題に対応しており、バージョン6.0.2.614以降の製品ではこれらの脆弱性は修正されている。日本でKaspersky Labの製品を発売しているジャストシステムは、最新版への更新を呼びかけている。
関連情報
■URL
iDefense Labsによる脆弱性情報(英文)
http://labs.idefense.com/intelligence/vulnerabilities/display.php?id=504
iDefense Labsによる脆弱性情報(英文)
http://labs.idefense.com/intelligence/vulnerabilities/display.php?id=505
Kaspersky Labによる脆弱性情報(英文)
http://www.kaspersky.com/technews?id=203038694
ジャストシステムからのお知らせ
http://www.just-kaspersky.jp/support/info/20070406.html
( 三柳英樹 )
2007/04/06 17:00
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