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ポーランドからのスパム送信が急増、ソフォス調査


 ソフォスは11日、2007年第1四半期(1月〜3月)のスパム最多送信国ワースト12を公表した。トップはアメリカで、スパム全体の約5分の1を占めた。

 調査は、世界に展開しているSophosLabsのリサーチャーが受信したスパムを分析したもの。それによると、1位はアメリカ(19.8%)、2位は中国(7.5%)、3位はポーランド(7.4%)となった。

 以下は、韓国(7.0%)、イタリア(5.0%)、フランス(4.1%)、ドイツ(3.7%)、スペイン(3.5%)、ブラジル(3.1%)、ロシア(3.0%)、インド(2.8%)、台湾(2.5%)、その他(30.6%)と続く。

 ソフォスは、「アメリカは引き続きチャートのトップとなったが、比率は継続して減少していることから、アメリカ国内での脅威対策強化の成果が徐々に現われているものと思われる。前回までの調査でアメリカに肉薄していた中国は、この四半期には急激な減少を見せた」と分析する。なお、2007年第1四半期のスパムの総数は、2006年の同時期と比較して4.2%増加しているという。

 また、今回のチャートの大きな特徴として、ポーランドの急激な順位上昇を挙げている。2006年の同時期には3.8%だったが、2007年はその約2倍になっている。ソフォスは、「僅差で2位となった中国や、低いランクに位置するロシアやインドに比較してポーランドの人口が少ないことを考えると、同国のコンピュータへのセキュリティ対策に問題があることが伺われる」と指摘する。

 日本は1.3%で、ワースト12位には入っていない。ソフォスは、「日本からのスパム送信は、全体に占める比率は前回と変わらないが、スパム総数が増えていることを考えると日本のコンピュータから送信されているスパムの総数は増加していることになる」と分析する。

 このほか、2007年第1四半期のトピックとして、アメリカ国外では初となる「Pump-and-dump(株価操作)詐欺」の出現を挙げている。3月1日、フランクフルトストックマーケットに、Stonebridge Resources Exploration社の業績に関する偽メールが出現し、同社の株価が急激に跳ね上がった。その後、スパマーが大量に株を売却した時点で急落している。また、携帯電話のショートメッセージサービス(SMS)を利用したスパムも増加しているという。

 大陸別スパム送信のランキングは、1位がヨーロッパ地区(35.1%)、2位がアジア地区(33.4%)、3位が北米地区(22.9%)となっている。ソフォスでは、「ヨーロッパ各国を狙った非英語スパムの増加と中国の激減により、ヨーロッパはアジアを抜いて、大陸別スパム送信のトップになった。全世界のスパムの3分の1以上がヨーロッパから送信されている。北米は比率を若干下げている」と説明している。


関連情報

URL
  ソフォス
  http://www.sophos.co.jp/

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( 野津 誠 )
2007/04/11 16:40

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