会議中にメールを読み、返信することは一般的によく見られる行為だが、上司によって見方が大きく異なるとの調査結果が発表された。会計専門家を派遣する人材派遣会社の米Robert Half Management Resourcesが19日に発表した調査結果によるものだ。
それによると、企業の上級幹部らに対して、「経験上、ともに働く社員たちが、会議中に自分の携帯デバイスでメールを読んだり返信することはどれほど一般的か」と質問したところ、「非常に一般的」が53%、「まあまあ一般的」が33%で、合計86%が一般的な行為だと考えていることが明らかになった。しかし、この「一般的な行為」に対するそれぞれの見解は大きく異なっている。
次の質問で、「あなたの同僚が会議中にメールを読んだり返信した時のあなたの反応を最もよく描写したのはどれか」と質問したところ、「会議中にメールを読んだり返信することはOKだが、メッセージが緊急の場合に限る」と回答した人が37%、「OKである場合はない。メールデバイスは電源が切られているか、会議に持ち込むべきではない」と回答した人が31%、「メールをチェックするのはいいが、参加者に失礼して、返信するために会議室を後にする必要がある」と回答した人が23%となった。そして「会議中にメールを読んだり返信することは完全に受け入れることができ、特に会議で話されていることが彼らと関係しない場合は特にそうだ」と回答した人は9%だった。
こうした反応があることから、Robert Half Management Resourcesでは、会議中の携帯デバイスの利用に関する注意点を挙げた。例えば、会議中はマナーモードにして参加者や会議主催者に迷惑をかけることなく、できるだけ礼儀正しくあること、会議の参加者が誰かをよく考えること、本当に緊急な時にのみ返信すること、緊急なメールを会議中に受け取った場合には会議室を出ること、メールに縛られすぎないこと──などの点である。
この調査は全米の大企業1,000社を対象に行なわれ、そのうち150人の上級幹部から回答を得た。これらの幹部は人事、ファイナンス、マーケティング部門の人々を含んでいる。
関連情報
■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.roberthalfmr.com/PressRoom?pressRelease_4.request_type=RenderPressRelease&pressRelease_4.releaseId=1845
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2007/04/20 13:46
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