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汎ヨーロッパSNS「Netlog」、500万ユーロのファイナンスを実施 |
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ベルギーのNetlogは25日、500万ユーロのシリーズAファイナンスを実施したと発表した。Netlogは欧州8カ国語で運営している欧州では有名なSNSサイトで、古い歴史を持つ。 今回シリーズAファイナンスをリードしたのはスイスのベンチャーキャピタルIndex Venturesだ。同社はSkypeへの投資でもよく知られている。今回のファイナンスには、Skypeの共同創業者であるNiklas Zennstrom氏とJanus Friis氏が設立したAtomico社も参加している。また、The Accelerator GroupのRobin Klein氏も今回のファイナンスに参加した。 Netlogは現在、英語、スペイン語、ポルトガル語、フランス語、ドイツ語、オランダ語、イタリア語、ルーマニア語でサービスを運営している。欧州の14歳から24歳までの若者をターゲットとし、欧州内の1,700万人のユーザーにリーチしている。そのため広告主はNetlogに広告を出すことにより、それぞれの言語で、対象とする年齢層に対して訴えかけるキャンペーンを行なうことができる。また、同社の経営はユーザー会費と広告により、既に黒字だとしている。 Netlogが現在の形で設立されたのは2006年の秋だが、Netlogの母体となるサービスは1999年に産声を上げた。この年に創業者であるToon Coppens氏が欧州では先駆けとなるSNSコミュニティ「ASL.TO」を開設。このサービスが成功したために社長としてLorenz Bogaert氏が参加し、その後「Redbox」と改名してベルギーの若者向けのサービスとなった。そして2006年9月には「Facebox」のブランド名で汎ヨーロッパSNSサイトとしてリニューアルオープンし、今回、新たに「Netlog」ブランドとして8カ国語のサイトを1つのブランドのもとでまとめて運営することになった。 Netlogは既にAlexaインターネットランキングで上位100サイト以内にランキングしており、毎月20億ページビューを記録しているという。 Netlogの強みについて、現CEOで共同創業者であるLorenz Bogaert氏は「欧州は均質な市場として扱われすぎている。我々のサービスは欧州内の多様性を認識しており、さまざまな言語や文化に向けてサービスを提供する唯一のSNSサイトだ」と説明している。 関連情報 ■URL Netlog http://www.netlog.com/ Index Venturesのニュースリリース（英文） http://www.indexventures.com/cgi-local/kNewsWebNewsList?targetId=newsWebNewsListPg
（ 青木大我 taiga@scientist.com ）
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