総務省は、2.5GHz帯を利用した高利得FWAシステム導入に関する一部答申を、情報通信審議会から受けたと発表した。
この一部答申は、2月27日に諮問した「2.5GHz帯を使用する広帯域移動無線アクセスシステムの技術的条件」のうち、「高利得FWAシステムの技術的条件」に関するもの。一部答申では、利用システムとしてWiMAXと次世代PHSの2種類を無線設備の技術的条件とし、隣接する周波数帯を使用するN-STARとモバイル放送およびBWA同士の共用条件などを示している。
また、利用シーンは、ユーザー宅に端末局を設置した「ユーザー宅内へのサービス提供」、屋外設置の高利得アンテナを利用した「ユーザー宅へのサービス提供」、基地局と端末局を結ぶ「中継回線への利用」の3種類に分類している。
総務省では一部答申を踏まえ、2.5GHz帯を使用した高利得FWAシステムの導入に向けた技術基準の策定などを進めていくとしている。
関連情報
■URL
報道資料
http://www.soumu.go.jp/s-news/2007/070426_6.html
関連記事:総務省のBWAカンファレンス、2.5GHz帯利用案でWiMAX待望論が多数[Broadband Watch]
http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/16440.html
( 村松健至 )
2007/04/26 19:53
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