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ソニーは、動画共有サービス「eyeVio(アイビオ)」のベータ版を27日午前10時より開始する。ユーザー登録をすれば、無料で利用できる。
eyeVioは、動画の投稿・視聴だけでなく、PSPやウォークマンなど、携帯端末との連携も強化した動画共有サービス。mp4/m4v/mpeg/mpg/flv/3gp/3g2/wmv/avi/mov/qt/vob/rm形式に対応し、1ファイル150MBまでアップロード可能。Flash Video形式に自動変換されて公開される。
eyeVioでは、チャンネルごとに動画を用意する。各チャンネルは連続再生されるため“ながら見”が可能だ。チャンネルの追加もできる。さらに、投稿した動画の公開範囲を指定できる「プライベート・シェアリング機能」やメール共有、ブログやSNSへの貼り付け機能を備える。
また、動画はPSPや第5世代iPod、ソニーの「Walkman A-800」にダウンロードして視聴できる。ダウンロード時の形式はMPEG-4 AVC(解像度QVGA、フレームレート30fps、ビットレート768kbps)。携帯電話での投稿・視聴も可能で、NTTドコモのFOMA、auのWIN、SoftBankモバイルの3Gに対応する。
PSPやWalkman A-800へのダウンロードには、専用ツール「Sony Online Media Engine」を使用する。また、複数の静止画から音楽付きの動画を自動生成できるツール「x-Pict Story for eyeVio」を用意。これらのツールは、eyeVioで無償ダウンロード可能だ。今後は、ブログパーツ「FLO:Q(フローク)」に対応するほか、APIの公開も予定している。
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機能の特徴
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メディアとしての特徴
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● クリエイティブコモンズや24時間有人監視を導入
eyeVioでは、映像制作者が自由に著作権の範囲を設定できるクリエイティブコモンズを採用する。クリエイティブコモンズでは、動画のダウンロードや営利目的使用などの可否を設定できる。また、投稿動画の24時間有人監視も行なう。監視を請け負う業者と提携して実施するもので、海外に専門チームが編成されている。明らかに違法な動画は即座に削除し、曖昧なものは投稿者にメールで通知する。
ソニーコーポレートディベロップメント部ネットメディア開発室の本間毅チーフプロデューサーは、eyeVioのコンセプトについて、「my life, your emotion.(私の生活が、あなたの感動になる)」と述べ、「eyeVioはハードウェアの視点ではなく、お客様にどういった体験をしていただきたいか、というところから発想したサービス」とコメントした。今後は、HD動画に対応し、テレビでも視聴可能にするという。
ソニーの動画共有サービスが持つ特徴について本間氏は、「ハードウェアを持っている強みを最大限に発揮したい。例えば、デジタルカメラを購入して撮影したものを共有するまでのトータルなサービスを提供できる企業はそう多くない。今回のサービスによって、ソニーを選ぶメリットを感じていただけるのではないか」とした。収益は、タイアップコンテンツによるCMなどの広告ベースになるが、携帯端末との連携を強みにした新しいビジネスモデルも構築する考え。
このほか、発表会ではソニーのハワード・ストリンガー会長兼CEOも登壇し、x-Pict Story for eyeVioを使って作成した動画を披露。「世界中を飛び回っている私の生活を、離れた家族にも伝えられる価値のあるサービス」とアピールした。また、「eyeVioはソニーの中で静かな形で進んでいるソフトウェア革命の一例。今回発表したサービスは、今後、ソニーが提供するエキサイティングな体験の一部に過ぎないが、ソニーが次のレベルに行くために必要なもの」と語った。
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ソニーの本間毅チーフプロデューサー
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ハワード・ストリンガー会長兼CEO
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撮影、投稿、共有、視聴をトータルで提供
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視聴中心よりもコミュニケーション中心を狙う
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関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/200704/07-041/index.html
eyeVio
http://eyevio.jp/
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( 野津 誠 )
2007/04/26 21:11
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