Skype創業者らがベータテストを行なっているインターネットテレビ「Joost」は26日、サービス開始時に広告を出す予定の32の企業やブランドと契約を締結したと発表した。いずれの企業も“ブルーチップ”と称される一流企業やブランドであり、Joostは順調な滑り出しを行なえそうだ。
提携企業は、広告を表示する地域によってグローバル/米国/ヨーロッパの3地域に分かれている。グローバルに広告を表示する企業はThe Coca-Cola Company、HP、Intel、Nikeの4社。米国内では米軍、Microsoft、Visa、Procter & Gamble、Electronic Artsなど16社、ヨーロッパではGMのOpel、UnileverのMagnum Ice Creams、Vodafoneなど。
クライアントの広告キャンペーンを成功させるために、Joostは20以上の広告代理店と作業を進めてきた。それに加えて、Interpublic GroupのEmerging Media Labと1年間にわたる戦略的提携関係を締結したと発表した。また、これとは別にFrank N.Magid Associatesと提携。同社はJoostユーザーが広告にどのような反応を示すかを調べ、より効果的な広告を表示するための測定作業を行なう。
Joostではさまざまな種類の広告を表示する予定だ。これまでインターネットやテレビで見られたようなウィジェットやオーバーレイ広告もあれば、今後ブランドに合わせたエンターテイメントや、スポンサーによって賄われる特別のチャンネルなど、全く新しい種類の広告を広告代理店や広告主のクリエイテブチームと作り上げていく計画だ。
関連情報
■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.joost.com/press/2007/04/
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( 青木大我 taiga@scientist.com )
2007/04/27 12:46
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