ミック経済研究所は11日、ネット広告代理市場と、サイト制作・運用を請け負うWebインテグレーション市場の2市場に関する調査結果を公表した。
ネット広告代理市場については、ネット専業広告代理店と総合広告代理店の24社を面接取材、36社をIRデータおよび電話調査等により調査し、主要50社の市場規模を分析。2006年度の主要50社の売上規模は1,813億6,000万円、ネット広告代理市場全体では3,200億円と推計している。金額は、代理店が広告主に対して販売した広告枠の売上の合計で、媒体が広告主に直接販売した広告枠の売上は含んでいない。
主要50社の売上構成は、Web広告が730億3,000万円、検索連動型広告(P4P)が609億1,000万円、メール広告が91億6,000万円、アフィリエイト広告が127億5,500万円、モバイル広告が232億7,000万円、その他広告が22億3,500万円。2007年度からは年平均22.3%で売上規模が拡大し、2010年度には主要50社の売上は4,055億円、ネット広告代理市場全体では7,160億円に達すると推計している。
また、Webサイトの制作から運用までを請け負うWebインテグレーション事業についても、主要51社を調査。2006年度のWebインテグレーション市場規模は、主要51社の売上が539億7,000万円で、市場全体では約700億円になると推定している。2007年度からは年平均14.8%で売上規模が拡大し、2010年度には主要51社の売上は938億円、市場全体では1,220億円に達するとしている。
関連情報
■URL
ネット広告&Webインテグレーション市場の現状と展望2007年
http://www.mic-r.co.jp/mr/00167/index.html
( 三柳英樹 )
2007/05/14 17:30
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