Webを使ったインスタントメッセージ(IM)サービスを提供する米meeboは15日、誰でもチャットルームを作り、公開できるサービス「meebo rooms」を発表した。
meebo roomsは、meeboに掲載できるだけでなく、自分のブログやサイトにFlashウィジェットとして埋め込むことができる。このチャットルームには動画、音楽、写真などのコンテンツを掲載できる。そのため、同じ動画を見ながら自分の友人たちや、ブログを訪れたゲストの人たちとチャットを楽しむといった新しいコミュニケーションが可能となる。ちなみに、ゲストの人たちはmeeboアカウントを必要とせず、好きなニックネームで即座にチャットに参加できる。
meebo roomsの発表に合わせて、独自のブランドでmeebo roomsを利用する提携パートナー企業が発表された。今回参加を発表したのは、blip.tv、Capitol Music Group、CNET Networks、CollegeHumor、Flixster、Jive Records、MTV Networks、GameTrailers.com、NBC Universal、Popular Mechanics、Sugar Publishing、Veoh、Wenner Media's US TV、VIBE Magazineだ。これらの企業は自分たちのコンテンツを利用しながら、meebo roomsをコミュニティの新たなコミュニケーションツールとしてブランド戦略に生かす計画だ。
さらに、meeboはメディア企業やSNSと協力し、それぞれのブランドに合わせてデザインされたスキンを持つ、統合されたmeebo roomsの提供を計画している。また、meebo.com内で広告を掲載するテストを開始したことも明らかにした。meeboは無料サービスでありながら、これまで広告を掲載してこなかった。
meeboは当初、Yahoo!やAOLなどのIMサービスをWebから利用できるサービスとして始まった。最近では「meebome」というサービスを開始し、ブログに掲載するとゲストがブログ執筆者と直接チャットできるという機能を提供し、話題を呼んでいた。
関連情報
■URL
meebo
http://www.meebo.com/
meebo公式ブログの該当記事(英文)
http://blog.meebo.com/?p=307
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( 青木大我 taiga@scientist.com )
2007/05/16 12:21
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