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ウェザーニューズ、花粉自動観測機による2007年花粉状況


 ウェザーニューズは18日、花粉症を患う家族100組の協力を得て、花粉の飛散状況や花粉症の症状を調べた「花粉プロジェクト」の結果を公表した。調査期間は、2月1日から4月30日まで。

 このプロジェクトは、花粉自動観測機「ポールンロボ」を各家族の庭や玄関に設置し、これとブロードバンドルータなどをLANケーブルで接続することにより、花粉の飛散量が同社に自動的に送信される仕組み。また、“くしゃみ”“鼻水”“目のかゆみ”などの症状についても、携帯向けサイトで1日1回入力してもらった。

 それによれば、今年の花粉飛散傾向は「例年並~少なめ」に推移したという。3月中旬は全国的に気温が例年より低かったことから、本来であれば飛散時期が重複するスギ花粉とヒノキ花粉が、それぞれ明確に分かれた点が特徴としている。

 花粉症の症状については、「辛い」という人が昨年の3割から6割と大幅に増加。地域別に見ると、ヒノキ花粉が大量発生した近畿と東海で、調査期間後半に辛いと感じる人の割合が多かったという。このほか、男女別では男性に比べ女性が辛いと感じる傾向があり、年齢別では20~30代で辛いという回答が多かったとしている。

 来シーズンの花粉飛散量についてウェザーニューズは、関東から北日本は今シーズン同様「例年並~少なめ」、西日本から中部では「例年並」と予測している。なお、同社は携帯電話向けサービスとして、個々の症状に合わせて花粉症が翌日どのように発症するかを前日に知らせる「花粉症状予測メール」を提供している。今回の花粉プロジェクトのデータは、同サービスの精度向上に役立てるという。


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URL
  ニュースリリース
  http://weathernews.com/jp/c/press/2007/070518.html

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( 増田 覚 )
2007/05/18 17:14

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