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「Second Life」内の仮想通貨取引額、2008年末に1兆2,500億円規模


 みずほコーポレート銀行の産業調査部は24日、3Dバーチャルワールド「Second Life」の現状や課題、将来の展望などをまとめたレポートを発表した。2008年末には、総加入者数が全世界で2億5,000万人に迫り、仮想通貨取引額は1兆2,500億円規模に達するとしている。

 2007年4月末現在、Second Lifeの登録アバター数は597万人。2月時点での仮想通貨取引額は月間29億円(年換算350億円)相当額になる。レポートでは、2008年末の登録者数は2億4,600万人、同年の仮想通貨取引額は1兆2,500億円に上ると予測する。これは、過去の登録アバター数推移と仮想通貨取引量の関係性が今後も継続すると仮定し、試算したものだ。

 一方、仮想通貨の課題として、Second Life運営元の米Linden Labが「Linden Dollarsに関するデータをサーバー上から喪失した場合、保証しない」と規定していることや、仮想通貨を現実の通貨に換金できる仕組みを利用したマネーロンダリングの懸念、また、Linden Dollarsに対する通貨価値の裏付けや交換所の運営実態などに一定の不透明性を指摘。未公開企業である米Linden Labの財務状況が不明な点なども挙げている。

 このほかの課題としては、Second Life内の創作活動による原著作権の侵害を指摘。日本のアニメキャラクターを模した3Dコンテンツが創作されるなどの事例が散見されるという。また、暴力表現やカジノなど非合法的な施設の存在も問題視。「健全な発展に向けた議論が期待される」としている。


登録アバター数の推移と予測 仮想通貨取引量の試算

関連情報

URL
  レポート詳細(PDF)
  http://www.mizuhocbk.co.jp/fin_info/industry/sangyou/pdf/mif_57.pdf

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( 野津 誠 )
2007/05/28 11:14

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