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「Second Life」内でHIV予防キャンペーン~コンドームの着ぐるみ配布


記者会見で「Second Life」内のキャンペーンについて説明する、ベクトル Second Life事業推進室ディレクター南口氏
 ベクトルは米リンデン・ラボが運営する仮想空間「Second Life」内でHIV検査普及を目的としたキャンペーン「レッドリボンウィーク in セカンドライフ」を6月1日より開始する。

 「レッドリボンウィーク in セカンドライフ」は、広報事業を手がけるベクトルがSecond Life内に設置した「PRESS CENTER」で実施する。6月1日から6月7日までのHIV検査普及週間には、PRESS CENTER内にレッドリボンの掲示を行ない、来場者にコンドームの形をした着ぐるみを無償配布する。

 Second Life内のキャンペーンは、6月1日から6月7日まで、厚生労働省とエイズ予防財団が民間の協力も呼びかけて実施する「HIV検査普及週間」キャンペーンの一環として協力するもの。HIV検査はふだんから無料かつ匿名で受けられるが、HIV検査普及週間中は通常1週間ほどかかる結果を当日中に知らせる迅速検査や、夜間・休日受診を強化するなど、HIV検査を受けやすい体制を充実させる。

 ネット関連では、ベクトルのほか、Yahoo!JAPANもHIV検査普及週間に協力。安田大サーカスなどのHIVに関する短い新ネタをHIV検査普及週間に動画配信を行なうほか、2006年と同様にレッドリボンキャンペーンのページを開設して周知に協力するという。


「レッドリボンウィーク in セカンドライフ」のイメージ。ベクトルが設置したPRESS CENTER内にレッドリボンを掲示するほか、コンドームの着ぐるみを期間限定で無料配布する

 発表会には、レッドリボンライブライブ2006をプロデュースするなど、HIV予防のために積極的な活動を行なっているDJの山本シュウ氏が出席。「昨年は毎日3.0人だったHIV感染者が、今年は毎日3.7人に増えている。日本のHIV感染者はずっと右肩上がりで増加しておりWHOにも名指しで注意を受けているほど。HIVの検査は、無料で匿名で受けられるということをもっと多くの人に知ってほしい」とコメントした。

 また、6月1日からのHIV検査普及週間に先がけて、5月28日から行なう街頭キャンペーンに協力する安田大サーカス、アメリカザリガニ、TKOのメンバーも記者会見に出席。2006年のレッドリボンライブの際にHIV受診した時の体験なども交えながら「HIV検査を受診しましょう」「コンドームをつけましょう!」と検査の受診とHIV感染予防のためのコンドーム装着を呼びかけた。


「日本のHIV感染者はずっと右肩上がりで増加しているが、国民の関心が総じて低い」とHIV検査を呼びかけるDJの山本シュウ氏 安田大サーカスは、5月28日の街頭イベントに協力。池袋西口公園(14:30)、渋谷ハチ公前(16:30)、新宿歌舞伎町広場(18:30)でライブトークを行なう

アメリカザリガニは5月31日、15:00~18:00まで大阪のアメリカ村三角公園と御津公園で行なわれる街頭キャンペーン&ライブトークに出演 TKOは、5月31日の大阪の街頭キャンペーンと、5月30日に15:30~18:00まで、名古屋市中区の栄小公園で行なわれる街頭キャンペーンおよびライブトークに出演する

関連情報

URL
  ニュースリリース(厚生労働省)
  http://www.mhlw.go.jp/houdou/2007/05/h0524-1.html
  ニュースリリース(ベクトル、PDF)
  http://www.vectorinc.co.jp/news/news_20070528red.pdf
  エイズ予防情報ネット(検査窓口の情報など)
  http://api-net.jfap.or.jp/
  ベクトル
  http://www.vectorinc.co.jp/


( 工藤ひろえ )
2007/05/28 16:25

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