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NTT東日本、ひかり電話対応ルータのファームウェアに不具合


 NTT東日本は30日、ひかり電話対応ルータ「PR-200NE」「RV-230NE」の最新ファームウェアに不具合があり、電話が正常に着信しないなどのトラブルが発生していることを公表した。影響を受ける可能性のあるルータは最大11,024台で、NTT東日本ではトラブルの回避方法を該当ユーザーに通知している。

 NTT東日本によると、ひかり電話対応ルータ「PR-200NE」「RV-230NE」の2機種について、28日から提供したファームウェア「バージョン2.00」に問題があり、ナンバーディスプレイサービスが未契約で、ルータの電話機ポートがナンバーディスプレイを「使用する」設定になっている場合に、電話を着信できないなどの不具合が発生するという。

 発生する不具合は、ナンバーディスプレイ非対応電話機の場合には、着信時に正常なベルが鳴り出す前に5~6秒間通常のベル音より短い音が鳴り、この間に受話器を取ると電話が切れてしまうというもの。通常のベル音に切り替わった後に受話器を取れば、正常に通話できる。また、ナンバーディスプレイ対応電話機の場合には、着信時に電話機に「表示圏外」などと表示されるが、通話は正常に行なえる。

 NTT東日本では、問題のあったバージョンのファームウェアをサーバーから削除し、ユーザーに対してはナンバーディスプレイの設定を「使用しない」に変更することで問題を回避できるとして、Web上で設定方法を通知するとともに、該当ユーザーに対してダイレクトメールと電話でお詫びと説明を行なうとしている。

 また、該当ルータでバージョンアップを行なっていない場合は、受話器を上げるとバージョンアップの通知音が聞こえる仕組みになっているが、現在最新のファームウェアが削除されているため、バージョンアップが行なえない状況となっている。この場合には、最大で24時間待つか、ルータの電源オンオフによる再起動を行なえば通知音は鳴らなくなるとしている。


関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://www.ntt-east.co.jp/release/0705/070530a.html

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( 三柳英樹 )
2007/05/30 13:14

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