漫画「ドラえもん」の最終話と称する同人誌を販売していた男性が、出版元の小学館と藤子プロからの警告に対して謝罪し、売上金の一部を藤子プロに支払ったことを小学館が明らかにした。
小学館によると、男性はドラえもんの最終話とする内容の同人誌を制作し、同人誌専門書店などに委託して500円程度で販売していた。内容は、1998年頃に男性とは別のファンがインターネットで公開していた「ドラえもんの最終回」のストーリーを基にしたもので、これまでに約1万3,000部が販売されたという。
小学館と藤子プロでは、男性に対して「重大な著作権侵害にあたる」として2006年6月に警告。男性は「二度と同様の行為をしない」とする誓約書を提出するとともに、藤子プロに対して売上金の一部を支払った。
小学館では、今回のケースについては販売規模の大きさなどから制作者に対応を求めたとしており、今後はこの同人誌のネットオークションへの出品などについても削除を求めていく方向だとしている。
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小学館
http://www.shogakukan.co.jp/
( 三柳英樹 )
2007/05/30 15:23
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