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「トリカル」のマイページ
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トリカル・ウェブコミュニケーションズは1日、CDやDVD、ゲームソフトを物々交換できるサービス「トリカル」の提供を開始した。会員登録が必要で、利用は無料。
利用者はまず、商品データベースで持っている商品と欲しい商品を検索し、マイページに登録する。その後は、同社が開発したマッチングシステム「AMTS(Adjust matching trade system)」により交換相手を自動で見つけてくれる。
なお、商品データベースはAmazon.co.jpのAPIを活用しているため、利用者は登録時に商品の写真を撮る必要はない。商品登録時にはウィンドウが表示され、商品の状態(新品同様、通常使用における軽度の傷や汚れがある、破損および目立つ傷や汚れがある)、説明書や歌詞カードの有無、コメントを登録できる。
物々交換をオファーする際には、自分の持っている商品の中から「提供可能な商品の候補リスト」と「提供可能な商品の上限数」を指定できる。オファーを受けた場合は、提示された候補リストの中から、好きな商品を上限数以内で複数選択することが可能だ。
オファー実行後は、相手から3日以内に返信がなければ自動的にキャンセルとなる。物々交換が成立した場合は双方にメールで通知され、マイページから物々交換する相手の送り先を確認して、各自が商品を発送するという流れだ。交換成立後には、相手に対して5段階の評価を付けられる。
トリカル・ウェブコミュニケーションズによれば、現在の登録商品数は「数千点」、ユーザー数は「数百人」という。同社代表取締役の大淺裕介氏は、トリカルの特徴について「自社開発のマッチングシステムによりメールのわずらわしいやりとりが軽減され、『交渉ごと』の負担をユーザーに感じさせない。さらに、利用料も完全無料」と説明する。収益モデルについては広告収入を見込むほか、マッチングシステムを大手ポータルサイトなどにOEM提供する考え。また、今夏までにモバイルからの利用にも対応する予定だ。
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各ページはAjaxに対応。検索窓に文字を入力するだけで、該当商品名が表示される
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商品登録時には、商品のコンディションのほか、説明書や歌詞カードの有無、追記事項などを登録できる
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関連情報
■URL
トリカル
http://trical.jp/
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( 増田 覚 )
2007/06/01 18:39
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