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「Live Search Books」の検索結果画面。書籍の中における検索語句の出現箇所を示したグラフも表示されている
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米Microsoftは1日、同社のサーチエンジン「Live Search」において、著作権の保護期間内の書籍を対象とした検索を可能にしたと発表した。このサービス「Live Search Books」ではこれまで、著作権が切れたパブリックドメインの書籍の検索しか提供していなかった。
今回、Microsoftは著作権を保有している出版社と交渉し、インデックス作業に同意した出版社の書籍のみをLive Search Booksにインデックスしたという。合意した出版社の中には、Cambridge University Press、Harvard University Press、John Wiley & Sons Publishing、McGraw-Hill Companies、MIT Press、Oxford University Press、Pearson Education、Springerなどが含まれている。
これらの書籍をスキャンする際には、最高品質の画像を検索結果として提供できるように注意が払われたとしている。さらに書籍をきれいに拡大・縮小することも可能だ。検索結果は、学術論文を検索する「Live Search Academics」で既に導入されている2ペインのユーザーインターフェイスが採用された。左側に検索結果一覧が表示され、各検索結果の上にマウスカーソルを重ねていくと、右側のペインに書籍の詳細な情報が表示される仕組みだ。
Live Search Booksではこれを一段と改良し、書籍の中で検索語句が出てくる場所の密度をグラフで表示するようになった。それによって書籍のどの部分に自分が知りたい情報が含まれているかを容易に見分けることができる。
検索の結果、書籍を購入したい場合には、出版社やメジャーなインターネット書店へのリンクも提供されている。
関連情報
■URL
Live Search公式ブログの該当記事(英文)
http://blogs.msdn.com/livesearch/archive/2007/06/01/live-search-books-now-with-in-copyright-content.aspx
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・ 米Microsoftが「Live Search Books」ベータ版をリリース(2006/12/07)
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2007/06/04 12:19
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