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米Akamai、ネット状況を可視化するサイトを開設


Real-Time Web Monitor
 コンテンツ配信ネットワーク最大手の米Akamaiは7日、世界各地のインターネットの現在状況を視覚的に確認できるサイトを開設したと発表した。

 開設されたのは、インターネットの状況をリアルタイムにモニターできる「Real-Time Web Monitor」、Akamaiと通常のインターネットのパフォーマンスを比較する「Network Performance Comparison」、Akamaiが取り扱っているトラフィックの現在状況を表示する「Visualizing Akamai」の3つだ。それぞれのサイトは、現在状況をFlashアニメーションとして表示する。

 Real-Time Web Monitorでは、1)世界各地域に発生しているトロイの木馬やワームからのアタックの現在状況、2)ネットワークの遅延状況、3)各地域で発生しているトラフィック情報──の3種類を表示できる。この画面には世界地図が表示されているが、より細かい地域の情報を知りたい場合には、上の画面に表示されている四角いズーム枠をドラッグして、詳しい情報を下の画面で見ることができる。

 また、Network Performance Comparisonでは、世界の2都市を選び、Akamaiを使った場合と、通常のインターネットを使った場合とで、パケットロスと速度にどれだけの違いが生じるかを比較する。

 さらにVisualizing Akamaiでは、世界各地で現在どれだけのトラフィックが発生しているのかを各データ別に見ることができる。特に、Akamaiは世界750都市に2万5,000以上のサーバーを配置しており、場合によっては世界中のインターネットトラフィックの20%を取り扱っているため、かなり信憑性の高い情報を得られる。

 Akamaiの共同創業者でチーフサイエンティストであるTom Leighton氏は、「顧客の代わりに毎日インターネットでモニターしている情報はもっとたくさんあるが、(新しく提供した)これらのツールは、一般の人々がインターネットの成長、安定性、潜在的な問題点についてまず最初に見るためのツールとなる」とコメントしている。


Network Performance Comparison Visualizing Akamai

関連情報

URL
  ニュースリリース(英文)
  http://www.akamai.com/html/about/press/releases/2007/press_060707.html
  Visualizing the Internet(英文)
  http://www.akamai.com/visualize

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( 青木大我 taiga@scientist.com )
2007/06/08 14:37

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