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YouTubeのユーザーインターフェイスが大幅改良

動画編集ツール「ADOBE REMIXER」も試験提供

グリッドビュー

現在視聴されている動画を画面上部にリアルタイム表示
 米YouTubeは15日、ユーザーインターフェイスや機能を大幅にアップグレードしたと発表した。動画を発見しやすくなる効果があるものと考えられる。

 まず、検索結果の表示方法を「リストビュー(List View)」と「グリッドビュー(Grid View)」の2つから選べるようになった。リストビューはこれまでもあったが、グリッドビューはリストビューよりもさらに多くの動画を1つの画面に表示する。表示方法は、検索結果表示部の右上にあるアイコンをクリックすることによって切り替えられる。

 YouTubeのトップページにも変更が加えられた。これまではプロモーションビデオが上部に表示されていたが、左上の部分にYouTubeユーザーが現在視聴している動画がリアルタイムに表示されるようになった。この表示部分は数秒ごとに切り替わっていき、様々な動画が視聴されていることがひと目でわかるようになっている。さらにログインしている場合には、メッセージセンターの通知がトップページに表示されるようになった。

 また、動画表示画面の「Watch」ページがバージョン3.0になった。現在、ベータ版としてリリースされている。ここでは、プレーヤーのサイズが今までよりも大きくなったほか、関連する動画がこれまでよりも大きく、数多く紹介されるようになった。古いバージョンを利用している場合には「try our new version」リンクをクリックすると、新バージョンを利用し始めることができる。

 動画のアップロードや編集に関しても新機能が加えられた。アップロードに関する大きな変化は「Google maplet」が追加されたことだ。動画をアップロードする時に、それが撮影された場所を指定できる機能だ。YouTubeにもジオタグサービスが本格的に導入されていくことが予感される。

 さらにYouTubeの実験的な機能を提供する「TestTube」ページには、「ADOBE REMIXER」サービスが追加された。今までYouTubeに動画をアップロードする場合、別のソフトで編集することが多かった。このサービスは、Web上から動画をアップロードして編集したり、グラフィックやエフェクトをかけることができるというものだ。Flashアプリケーションとして提供されている。ADOBE REMIXERは英語ではあるが、簡単な使い方をアニメーションで説明してくれる。使い方は難しくないので、直感的に使うことも十分可能だろう。

 YouTubeは最近、ブログなどに埋め込むための画面にも関連する動画を表示する機能を追加しており、続々とユーザーインターフェイスに改良が加えられつつある。


「Watch」ページのバージョン3.0 「ADOBE REMIXER」

関連情報

URL
  YouTube公式ブログの該当記事(英文)
  http://www.youtube.com/blog?entry=vX4dQrLrds4

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YouTube、新機能を公開する実験サイト「TestTube」(2006/12/11)


( 青木大我 taiga@scientist.com )
2007/06/18 13:57

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