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JWordプラグインと連動した企業情報ポータルサイト「cool finance」


cool finance

チャート詳細画面の例
 クールメディアは25日、企業情報ポータルサイト「cool finance(クールファイナンス)」を開設した。一般ユーザーの利用は無料。ブラウザのアドレスバーに証券コードを入力すると当該企業の情報ページにアクセスできるプラグインも提供する。

 cool financeは、国内企業の株価情報などが閲覧できる投資家向けサービス。投資キーワードや業種別銘柄での検索、業種別株価指数、独自銘柄ランキング、動画ニュースなどのコンテンツも用意する。無料のユーザー登録をすれば、お気に入り銘柄の登録や銘柄の更新情報を確認できるようになる。

 また、ブラウザのアドレスバーに証券コードを入力するだけで、cool financeの企業情報ページへダイレクトにアクセスできるプラグインを提供する。JWordプラグインを利用したもので、インターネットナンバーとの提携により実現した。対応ブラウザはInternet Explorer。FirefoxでもJWord拡張機能を追加すれば利用できる。

 cool financeの収益モデルは、企業情報ページ販売やIR・PR動画制作、広告となる。企業情報ページは、クールメディアが企業と話し合いながら制作する。企業側で情報を編集できるシステムの導入も検討する。利用料金は月額8万円。サイト開設当初の企業登録数は数社となっているが、今後、随時追加される予定だ。初年度3億円の売上を目指す。


cool financeの特徴 コンセプト アドレスバーに証券コードを入力

 25日に行なわれたcool financeの記者説明会で、クールメディアの川口禎光代表取締役は、「個人投資家は初心者・中級者が多いにも関わらず、企業のIR情報は難しい言葉やマニアックな用語が使われており、わかりづらい。また、大手ポータルサイトのIRコーナーは情報が少なく、もっと自由にIR情報を発信できるポータルもないことから、今回のサイトを立ち上げるに至った」と経緯を説明した。

 川口代表は、cool financeについて、「企業のセカンド自社サイトにしてほしい」と話す。「大手ポータルサイトのファイナンスコーナーでは、株式関係に詳しくないスタッフが運営していることもあり、十分な情報が掲載できない。また、IR関連の掲示板などでは企業が嫌がる書き込みもある。cool financeの企業情報ページでは株価だけでなく、企業のPR、採用情報などを総合的に扱う」という。

 このほか、投資家向けには、株式評論家による特集記事や銘柄推薦などのオリジナルコンテンツを用意。さらに、マネー系雑誌の出版社とアライアンス提携を組むことで、雑誌のバックナンバーも提供する。川口代表は、「企業と投資家のニーズを第一に考えた大人の企業・IR情報ポータルにする」と述べ、「年内に月間3,000万PV、将来的にはユーザー登録者数10万人を目指す」とした。なお、現在のところ株価の掲載は市場の20分遅れとなっているが、将来的にはリアルタイムで更新されるシステムの構築を検討しているという。


クールメディアの川口代表取締役 クールメディアの事業コンセプト

関連情報

URL
  cool finance
  http://finance.coolmedia.jp/


( 野津 誠 )
2007/06/25 18:55

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