国立国会図書館は、画像データベース「近代デジタルライブラリー」にて、大正時代の図書約15,700冊を7月3日から公開する。利用は無料。
近代デジタルライブラリーは、国会図書館が所蔵する図書の本文を閲覧できるサイト。著作権処理を行なった上で電子化し、提供している。今回、大正時代の図書が追加されたことで、総点数は約14万3,000冊になる。
今回提供する資料は、大正時代に刊行された図書のうち、著作権保護期間の満了が確認された資料など約7,200タイトル(約15,700冊)。これは、国立国会図書館が所蔵する、大正時代に刊行された図書(約9万冊)の約17%にあたるという。
なお、今回から、従来のモノクロ画像と比べ、白黒の濃淡をより細かく表現できるグレースケール画像を採用した。既に提供している明治時代の写真帖222タイトル(327冊)の画像も、グレースケール画像に変更される。資料は、CSV形式でダウンロードすることも可能だ。
国立国会図書館では、「今後も著作権者調査および著作権処理を行ない、大正時代の図書を順次追加していく予定」としている。
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今回提供する資料の例。「野球歴史写真帖」
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大正時代の京都旅行ガイドブック「京都遊覧案内」
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関連情報
■URL
近代デジタルライブラリー
http://kindai.ndl.go.jp/
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( 野津 誠 )
2007/06/28 11:05
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