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ネットの“生の体験談”だけを検索可能、ブログウォッチャーが新サイト |
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SHOOTIでは、東京工業大学の奥村学准教授が開発したテキストマイニング技術を用いて、インターネット上からブログや個人ホームページ、レビューなど約1,000万記事を取得。この情報から、ニュースを引用した記事や芸能人の行動を紹介した記事などを取り除き、著者が実際に体験した記事のみを抽出している。 体験談を抽出する仕組みとしては、例えば「銀座 ランチ」というキーワードで検索する場合、「食べた」という行動や「銀座」という場所、「美味しい」「まずい」などの評価を抽出する。その際、「○○新聞によれば」や「藤原紀香が」など、著者以外の体験に基づく記事はフィルタリングされる。なお、「まいうー」などの口語表現の解析には対応していない。検索順位については、「店名」や「1時間並んで」などの付加情報がある“体験の濃い”記事ほど検索上位に表示されるほか、明らかな誹謗中傷記事は排除するという。 これまでのWeb検索では、例えば「ビリーズブートキャンプ」に関する体験談を調べようとしても、商品購買ページが上位に表示されていた。一方SHOOTIでは、ユーザーが実際に体験した感想に関する記事のみを閲覧できるという。ブログウォッチャーの羽野仁彦代表取締役社長は、「SHOOTIは、『また聞き』や『噂』『フィクション』などの情報を排除し、ネットに書かれている本音を集める」と強調する。 また、ブログウォッチャーに出資するリクルートの編集ノウハウを活用して、「ユニークな体験をしてレビューを書いている」などスタッフの基準に適合したブログを紹介するコンテンツも提供する。例えば、「つり革」や「鉄塔」「ダム」などに特化したブログを書く「イケてるブログ」や「イケてる体験主義ブロガー」をスタッフが定期的に発掘するとしている。このほか、抽出した体験談をもとに、「ブログでうまいと評判の食べ物」や「ブログで女性が男性に対して感じている不満」などのクイズを出題する。 SHOOTIへの集客方法としては、リクルートの既存媒体と連携してユーザーを呼び込むほか、口コミ効果を狙う。ビジネスモデルについては、SHOOTIにタイアップ広告を掲載するほか、SHOOTIの仕組みを他のWebサイトにASP提供することで収益を見込むという。
関連情報 ■URL SHOOTI（7月3日公開） http://shooti.jp/ ■関連記事 ・ リクルート、東工大奥村研究室と「株式会社ブログウォッチャー」設立（2007/04/04）
（ 増田 覚 ）
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