イーブックイニシアティブジャパンは3日、同社の電子書籍販売サイト「ebook japan」にて、電子書籍をインターネット上に保管できるサービス「トランクルーム」のベータ版を開始した。8月31日までに登録すれば1年間無料で100冊まで保管できる。
トランクルームは、PCにダウンロードした電子書籍をインターネット上に保管することで、別のPCからも閲覧することが可能となるサービス。例えば、PCの故障時や買い替えた場合でも、別のPCで継続して書籍を閲覧できるほか、昼間に会社で購入した書籍を夜に自宅で読むといったことが可能だ。
ebook japanで購入した書籍は、電子書籍閲覧ソフト「eBookリーダー」に蓄積される。その中から保管したい書籍を選んでトランクルームにアップロードする。トランクルームでは、著作権保護のため、ユーザー1IDにつき登録できるPCを2台に限定し、閲覧も1台ずつとなる。また、PC1台で複数のトランクルームを使うことはできない。
9月3日開始予定の正式サービスでは、50冊まで無料で、51冊目からは有料となる。年間利用料は、51~500冊が1,260円、501~1,000冊が2,520円、1,001冊以上が6,300円の予定。将来的には、PC以外の端末からも閲覧できるようなサービス拡充を検討しているという。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.ebookjapan.jp/shop/info/news/070703.asp
トランクルーム
http://www.ebookjapan.jp/shop/special/about_trunk.asp
関連記事:EBI、電子書籍端末のコンセプトモデル発表
http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/2001/0409/ebook.htm
( 野津 誠 )
2007/07/03 19:44
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