毎日新聞社は4日、参議院選挙の立候補予定者に対するアンケートの結果をもとに、ユーザーが自分の考え方と近い候補を選ぶことができるサービス「毎日ボートマッチ(えらぼーと)」を6日に開始すると発表した。サービスは毎日新聞のニュースサイト「MSN毎日インタラクティブ」と、携帯電話向けの「毎日新聞・スポニチ」サイトで提供する。
毎日新聞では、参院選の立候補予定者を対象に、参院選の争点をまとめた事前の候補者アンケート(全21問)を実施。このデータをもとに、ユーザーがWebサイト上で同じ設問に答えると、自分の回答と主要政党の立候補予定者の平均値が比較され、ユーザーと主要政党の考え方がどれだけ近いかを「一致度」という数値で表示する。また、候補者の全回答を見ることもできる。
サービスは6日正午から開始するが、同時点ではそれまでに回収されたデータをもとにした仮オープンとなる。13日からは回収したすべてのデータを反映した本格的サービス提供を開始し、29日の投開票以降は当選者に限った回答との比較ができる形でサービスを継続する予定。
毎日新聞では、欧州ではこうした「ボートマッチ(Votematch)」と呼ばれるサービスが1990年代末から本格的に始まったが、今回の毎日ボートマッチは日本のメディアとしては初の試みだと説明。政党や候補者のイメージではなく政策による選択のためのツールを提供することで、1人でも多くの有権者が投票に行くきっかけとなることを期待するとしている。
関連情報
■URL
MSN毎日インタラクティブ 参院選特集コーナー
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/07saninsen/
( 三柳英樹 )
2007/07/04 15:04
- ページの先頭へ-
|