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「Adobe Flash Player 9」に任意のコードを実行される脆弱性


 米Adobe Systemは10日、Webブラウザ上でFlashコンテンツを再生するためのプラグイン「Flash Player」に、任意のコードを実行させるなどの脆弱性が発見されたことを明らかにした。同社では、最新版の9.0.47.0などにアップグレードすることを勧めている。

 まずは、任意のコードを実行される恐れがある入力の検証エラーがFlash Player 9.0.45.0以前のバージョンで確認された。この脆弱性は、Flash Playerを参照するWebブラウザやメールソフト、その他アプリケーションを介したコンテンツ経由で悪用される可能性があるとしている。

 次に、任意のRefererヘッダが送信可能な脆弱性も確認された。RefererヘッダとはWebページの参照元を指すヘッダ。この脆弱性により、Refererヘッダをもとにセキュリティ対策を行なっているWebアプリケーションにおいて、そのセキュリティ対策が迂回される恐れがあるという。影響があるのは、8.0.34.0以前のバージョン。

 このほか、LinuxまたはSolarisにおいて、「Opera」の旧バージョンなどでFlash Playey 7.0.69.0以前のバージョンを使用した場合に起こる脆弱性を修正したFlash Player 7.0.70.0も公開した。


関連情報

URL
  Adobe - Security Advisories(英文)
  http://www.adobe.com/support/security/bulletins/apsb07-12.html
  JVN#72595280: Flash Player において任意の Referer ヘッダが送信可能な脆弱性
  http://jvn.jp/jp/JVN%2372595280/index.html


( 増田 覚 )
2007/07/11 20:14

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