米MicrosoftのWindows Live OneCare開発チーム公式ブログは11日、同社が「Windows Live OneCare」バージョン2.0の公開ベータテストを開始したと発表した。新バージョンでは、ホームネットワークやプリンタ共有への対応、ビジネス用途に便利なバックアップ機能などの追加がなされている。
開発チームによると、多くの家庭で2.5台以上のPCを保有していることから、複数のPCを安全に維持管理するための機能が不可欠であると考え、こうした環境に必要な新機能が追加された。また、一般家庭だけでなく、中小企業でも複数のPCを利用しながら、セキュリティを確保するための十分なサポートが受けにくいことから、Windows Live OneCareをそうした用途にも利用することが検討された。
その結果、ホームネットワークに接続されたPCの安全性を確保するための機能や、ローカルネットワークにプリンタを接続し共有するための機能が新たに追加された。また、中小企業向けに、すべてのPCのバックアップを1つのWindows Live OneCareライセンスで管理できる機能も追加された。そのほかにも、ほとんど使用されていないアプリケーションをスタートアップメニューから除去して起動時間を高速化したり、ユーザーのシステムを常時モニターすることでPCの利用環境を向上させるための修復作業や推奨される設定事項を通知するなどの機能も搭載されている。
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■URL
Windows Live OneCare開発チーム公式ブログの該当記事(英文)
http://windowsonecare.spaces.live.com/Blog/cns!C29701F38A601141!4363.entry
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( 青木大我 taiga@scientist.com )
2007/07/12 13:35
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