アイピーモバイルは13日、4月18日に同社の筆頭株主となった森トラストが、米NextWave Wirelessに全株式を譲渡することで合意したと発表した。
アイピーモバイルは、2005年11月に総務省の認可を受け、2GHz帯を利用したTD-CDMA技術による高速通信サービスを2006年10月から開始する予定としていたが、仕様変更などを理由にサービス開始を2007年秋に延期。2007年4月18日には、当時の筆頭株主であったマルチメディア総合研究所が所有するアイピーモバイルの全株式を森トラストに譲渡した。
森トラストは、同社が所有するアイピーモバイルの全株式(164,422株・発行済株式の69.23%)を、NextWave Wirelessに譲渡することで合意に達したと発表。NextWave Wirelssが新たにアイピーモバイルの筆頭株主となる。譲渡金額や引き渡し期日などは未公表。
アイピーモバイルでは、NextWave Wirelessは米国においてモバイルブロードバンド分野で高い技術力と多角的な展開を図っており、TD-CDMA方式ワイヤレスブロードバンド事業における重要な事業パートナーと位置付けていると説明。11月までのサービス開始に向け準備を進めるとともに、事業展開の内容についてはNextWave Wirelssを交えて改めて発表するとしている。
関連情報
■URL
ニュースリリース(PDF)
http://www.ipmobile.jp/info/img/07-003.pdf
アイピーモバイル
http://www.ipmobile.jp/
NextWave Wireless
http://www.nextwave.com/
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( 三柳英樹 )
2007/07/13 13:34
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