米調査会社のcomScoreは17日、2007年5月の米国内におけるインターネット動画視聴状況の調査結果を発表した。それによると、Googleが配信動画ストリーム数と、動画視聴者数の双方で首位を獲得した。
配信される動画ストリーム数では、YouTubeを含むGoogle系のサイトが全体の21.5%のシェアを占めている。2位はMySpace.comを保有するFox Interactive Mediaの8.1%、3位はYahoo!系サイトの4.6%、4位はViacom Digitalの2.8%、5位はTime Warner Networkの2.2%だったことからも、Googleが圧倒的に大きなシェアを保有していることがわかる。
また、これらの動画を視聴するユニークユーザー数でも、Googleが首位を獲得した。Google系サイトの動画視聴者数は6,495万人に上り、動画視聴者全体の49.2%に達している。2位のFox Interactive Mediaは40.0%、3位のYahoo!系サイトは26.6%、4位のTime Warner Networkは22.3%。1人のユーザーが複数の動画サイトを利用するため、数字の合計には重なり合いが生じている。この数字を見ると、Googleの利用者が動画視聴者の約半数を占めるものの、MySpace.comが猛追しており、Yahoo!も約4分の1のユーザーが利用している様子が見て取れる。
ネット動画視聴者は1カ月で平均158分視聴しており、動画視聴の持続時間は平均2.5分。1カ月に平均63ストリームを視聴している。また、米国ネット利用者の約4分の3が動画を視聴しており、ネット利用者の35%はYouTubeを利用している。
関連情報
■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.comscore.com/press/release.asp?press=1529
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2007/07/18 12:57
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