Mozilla Foundationは米国時間17日、Webブラウザ「Firefox」の最新版となるFirefox 2.0.0.5を公開した。今回のリリースでは危険度の高い脆弱性を修正するため、Mozillaでは早急にアップデートを行なうよう呼びかけている。Windows版、Mac OS X版、Linux版がそれぞれMozilla Japanのサイトなどからダウンロード可能となっているほか、旧バージョンのユーザーは自動更新機能が利用できる。
Firefox 2.0.0.5では、合計8件の脆弱性を修正。8件のうち3件は脆弱性の重要度が最も高い「最高」、2件は2番目に高い「高」と判定している。
重要度が「最高」とされる脆弱性のうち1件は、7月に複数のセキュリティ研究組織などにより報告された、Internet Explorer(IE)を通じてFirefoxを起動することで任意のプログラムが実行可能となる問題を修正するもの。Mozillaでは、この脆弱性はIEに存在するもので、他のアプリケーションも同様に利用される可能性があり、今回の修正ではFirefoxに危険なデータが渡るのを防いでいるが、IE自体の脆弱性を修正するものではないとしている。
関連情報
■URL
Mozilla Japan
http://www.mozilla-japan.org/
リリースノート
http://www.mozilla-japan.org/products/firefox/2.0.0.5/releasenotes/
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・ Firefoxに危険度の高い脆弱性、IEからの呼び出しを悪用(2007/07/11)
( 三柳英樹 )
2007/07/18 21:52
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