ウェザーニューズは19日、携帯電話向け気象情報サイト「ウェザーニュース」において、新潟県中越沖地震の被災地域を対象に、土砂災害の危険をメールで知らせる「がけ崩れ予測メール」の無料提供を開始した。提供期間は8月31日まで。
がけ崩れ予測メールは、がけ崩れの危険性がある日に、警戒情報を携帯電話のメールに事前に知らせるサービス。利用者は、市町村単位の住所とがけの高さを携帯電話サイト上から登録すれば、土砂災害の危険がある場合にメールで知らせてもらえる。さらに、詳細情報として、地形や地質などの閾値の設定も変えられる。
土砂災害の危険性は、登録した地点における「これまでの雨量(実効雨量)」「今後予想される雨量(予想雨量)」「地震の大きさ(震度)」「崖の高さ(傾斜角度)」の4つの項目を解析して算出する。土砂災害では、特に実効雨量の項目が重要となり、各登録地点での地表に残った雨や地下にしみ込んだ雨量を計算し、土砂崩れの可能性を割り出すという。
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がけ崩れメールのサンプル
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関連情報
■URL
ニュースリリース
http://weathernews.com/jp/c/press/2007/070719.html
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( 増田 覚 )
2007/07/19 16:07
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