TOEICテストを運営する財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会は23日、ビジネスパーソンの国際化に関する意識調査の結果を公表した。それによれば、「Second Life」など世界中の人と交流するWeb関連サービスが普及するにつれ、「話す・書く」などの発信型英語力の必要性を実感する人が以前よりも増えているという。
調査によると、「自分も英語さえできれば良かったのに」と感じたことがある人は80.5%。このうち、英語力の必要性を感じたシーン(複数選択2つまで)としては、「趣味・娯楽や友人・知人との会話」を挙げる人が54.3%で最も多く、次いで「インターネットを使っているとき」が30.7%が2位にランクインした。
「話す・書く」などの発信型英語力と「聞く・読む」などの受信型英語力のどちらが重要と思うかについては、発信型を挙げる人が65.8%で、受信型の34.2%を大きく上回った。発信型英語力を強化するために日々行なっていること(2つまで)としては、「特になし」が76.0%でトップ、以下は「英語の話せる友人や恋人をつくる」(9.0%)、「英語のネットサービスを使う」(7.2%)などが続いた。
発信型英語力が身につきそうなWeb関連サービスを選択する設問(2つまで)では、「そのようなサービスを利用したことがない」が36.8%で最も多かった。「Second Lifeで英語を話す人と交流を持つ」は26.3%、「Skypeで英語を話す人と話す」は26.0%、「MySpaceで英語を話す友達を作る」は17.3%、「ブログ、ミニブログで英語で自分の意見を発信する」は16.3%だった。その他は1.3%で、「英語圏の趣味のサイトでのチャット」「YouTube」などがあったという。
また、これらのサービスを活用する中で発信型英語力の必要性を以前よりも感じたという人は、62.5%と半数以上に達した(「非常に実感する」15.5%、「やや実感する」47.0%の合計)。
調査は7月10日から12日まで、全国の20代から30代の男女400人を対象にインターネット経由で実施した。
関連情報
■URL
TOEIC公式ホームページ
http://www.toeic.or.jp/
( 増田 覚 )
2007/07/23 14:34
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