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総利用時間によるドメインランキング トップ50 (2007年6月、家庭のPCからのアクセス)
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ネットレイティングスは25日、インターネット利用動向調査の新指標「総利用時間(Total Minutes)」の定義に基づく国内Webドメインのランキングを公表した。この新指標は、米Nielsen//NetRatingsが7月10日に発表したもので、ページビュー数ではなく、Webサイトの滞在時間をもとにランキングを算出するのが特徴。その結果、ページビューを指標とするランキングに比べ、「YouTube」や「ニコニコ動画」などの動画関連サイトが上位にランクされている。
今回公表したランキングは、2007年6月の月間データをもとにドメイン単位の総利用時間を算出。それによれば、ページビュー数でトップだった「Yahoo! JAPAN(yahoo.co.jp)」が、総利用時間でも約80.6億分(約1.3億時間)で2位以下に大差をつけてトップ。2位は「mixi(mixi.jp)」の11.8億分、3位は「楽天市場(rakuten.co.jp)」の10.9億分で、トップ3に関してはページビュー数ランキングと同じ順位となった。
ページビュー数ランキングと比べて、順位を上げたのは動画関連サイトだ。ページビュー数では10位だった「YouTube (youtube.com)」が4位、同じく26位の「ニコニコ動画(nicovideo.jp)」が16位、同じく47位の「GyaO(gyao.jp)」が21位にそれぞれランクを上げた。このほか、「Wikipedia (wikipedia.org)」や「2ちゃんねる(2ch.net)」などのCGM(消費者生成メディア)やコミュニティサイトも順位が上がる傾向が見られたという。その一方、「Google(google.co.jp、google.com)」の総利用時間はランキングを下げたが、これは短時間で的確に目的のサイトに誘導するという検索サイトの特性によるものと考えられるとしている。
ネットレイティングスによれば、最近ではFlashやAjaxなどの技術を用いたWebサイトや、ストリーミングコンテンツが普及しているが、これらの技術で構成されたWebサイトは、1ページ内で長時間利用するスタイルになる。そのため、従来、Webサイトの実力を表わすとされてきたページビュー数だけでは、実力を過小評価することになるという。米Nielsen//NetRatingsが発表した新指標は、ページビュー数ランキングとは異なる視点からサイトを比較分析することが可能となるとしている。なお、同社がランキングに新指標を導入する時期は2008年春を予定しているが、今回はそれに先立ち、6月のデータを用いてドメイン単位でランキングを算出した。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.netratings.co.jp/New_news/News07252007.htm
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・ 最良の指標は「総滞在時間」、Nielsen//NetRatingsが位置付け見直し(2007/07/11)
( 増田 覚 )
2007/07/25 16:08
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