米Googleは26日、政府や企業などで利用されている「Google Earth Enterprise」の利用を拡大するための一連の新機能を発表した。
Google Earth Enterpriseはもともと、企業内で開発されたカスタムアプリケーションからGoogle Earthの衛星地図データを利用し、地図上に様々なデータを表示するなどの方法で応用されていた。今回追加された新機能では、Google Earth Enterpriseの機能をWebブラウザから利用できるようにする。それによって企業が持つデータを、Google Earthの2D地図データと組み合わせて、Webベースのアプリケーションとして従業員に提供できるようになる。
さらにJavaプラグイン、Google Searth Applianceによって収集した企業内検索データと、Google Earthの地図データとを組み合わせたアプリケーションも実現できるようになった。また、特定の地域にKML画像データをスーパーオーバーレイとして作成するツールも提供されるようになったことで、例えば自治体が地元の航空写真をGoogle Earthオーバーレイとして提供するなどの利用方法も考えられる。
そのほか、ベクター処理速度が10倍に、サーバーレスポンス速度が2倍になるなどの速度向上が図られた。また、LDAPやSSLのサポート改良、対応OSとしてRed Hat Enterprise Server 4とSUSE Linux 9/10のサポートが追加された。
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■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.google.com/intl/en/press/annc/ge_20070726.html
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2007/07/27 12:05
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