ウェブルート・ソフトウェアは6日、「7月の国内トップ10スパイウェアランキング」をとりまとめた。このランキングは、同社のサイトで無償提供しているオンラインスパイウェア検索ツール「Spy Audit」で収集したデータに基づいたもの。
トロイの木馬では、動画再生に必要なコーデックを装う「Trojan-Downloder-NewMediaCodec」が新たに発見された。これは、インストールされるとデスクトップ上に“Your Privacy is Danger”という文字を表示し、他のトロイの木馬や偽のセキュリティソフトをインストールするという。ランキングでは、ユーザーの許可なくWebサイトへアクセスする「Trojan Hachilem」が1位。コンピュータ上に他の脅威をダウンロードする「Trojan-Downloader-Zlob」が2位だった。
また、今月はグリーティングカードの配信を装い、トロイの木馬に感染させようとするスパムメールが多数出回ったという。これらのトロイの木馬は亜種が多いため、出現した時点ではウイルス対策やスパイウェア対策ソフトで検知できないことがあるため、被害はあとを絶たないとしている。
関連情報
■URL
ウェブルート・ソフトウェア
http://www.webroot.com/jp/
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( 増田 覚 )
2007/08/06 13:12
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