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「ウォークスルービデオシステム」の全体像
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NTTレゾナントは7日、街頭の映像とスクロール地図を連動させたサービス「ウォークスルービデオシステム」において、観光スポットに関するコメントや関連画像を地図上に表示する機能の提供を開始した。また、対象エリアとして新たに「ニューヨーク」と「京都」を追加した。
ウォークスルービデオシステムは、有名スポット周辺の道路を車両で移動しながらビデオカメラで撮影した街頭の映像と、どの場所を移動しているのかを示すスクロール地図を同期したもの。交差点に差しかかると地図上に進行方向が表示され、ユーザーが進みたい方向を選べる。前後左右4方向の映像を同時に再生するため、実際にその場をドライブしているような仮想体験を楽しめるという。現在、同社が運営する実験サイト「gooラボ」で公開している。
今回の新機能としては、地図上に観光スポットに関するコメントやガイド情報、風景などの画像を表示できるようになった。画像については、マウスのドラッグ操作により対象を様々な角度から眺められる。これにより、タイムズスクエアから見えるニューヨークの街角の景色を360度のパノラマ画像で閲覧することなどが可能となるという。ガイド情報としては、「ウィキペディア日本語版」の記事が検索できる「goo Wikipedia記事検索」に登録されている約20万件の情報の中から、観光スポットなどに関する情報を地図上に表示する。
また、ウォークスルービデオシステムで閲覧可能なエリアでは、現在提供中の「銀座」エリアに加え、「ニューヨーク」および「京都」を追加。ニューヨークは3th Ave~8th Ave付近および31th St~60th St付近、京都は烏丸御池付近、四条烏丸付近、東山三条付近、東山五条付近に対応した。なお、今回追加された機能は、まずニューヨークエリアのみに導入される。
このほか、実際の街並みや自然の様子がわかる「goo地図」の航空写真についても、縮尺範囲を500m~5kmから150m~10kmに拡大した。対象エリアは、現在航空写真を提供している東京23区、横浜市内、京都市内、大阪市内、神戸市内で、銀座エリアおよび京都エリアについては、ウォークスルービデオシステムでの航空写真表示が可能となる。gooでは今後、ウォークスルービデオシステムの対象エリアを順次拡大するとともに、ユーザーからの情報登録も可能にすることで、地図と連動した情報提供を拡大するとしている。
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マウスのドラッグ操作で見られる画像
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関連情報
■URL
ニュースリリース
http://help.goo.ne.jp/info/detail/989/
ウォークスルービデオシステム
http://map.labs.goo.ne.jp/walkthrough/
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・ 街の移動映像とスクロール地図を同期、gooラボで実験(2007/04/10)
( 増田 覚 )
2007/08/07 17:55
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