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Zoho Viewer
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共有設定画面
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ZohoブランドでオフィススイートなどのWebアプリケーションを多数公開しているAdventNetは9日、新たにファイル閲覧サービス「Zoho Viewer」を発表した。ドキュメントをWebブラウザで閲覧し、複数の人との間で共有するためのツールだ。
想定されている利用状況としては、複数の同僚にサイズの大きなオフィスドキュメントを送らなければならない場合に、メールに添付せずにZoho Viewerにファイルをアップロードし、そのURLを通知するといった利用方法が考えられる。Zoho Viewerにドキュメントをアップロードするためには、無料のZoho Viewerアカウントが必要となるが、閲覧するだけならばアカウントは必要ない。
現在、Zoho Viewerが対応しているファイル形式は、doc/xls/pptのMicrosoft Officeファイル、PDF、テキスト、CSV、オープンドキュメントフォーマットである。また、対応しているブラウザは、Internet Explorer 6以上、Firefox 1.5以上、Opera 9以上で、Safariには対応していない。一度にアップロードできるファイルサイズは5MBとなっており、この上限は近日中に増量される予定だ。複数のファイルをまとめてアップロードする「バルクアップロード」にも対応している。
ドキュメントがアップロードされると、ランダムなURLを生成して公開される。Zoho Viewerは「robots.txt」をサーチエンジンがクロールできないように設定しているため、知らないうちにサーチエンジンに発見される危険性もないという。もちろん、URLを広く公開すれば、誰でもそのドキュメントを閲覧できるようになる。
Zoho Viewerを利用してみたところ、他の多くのZohoサービスとは異なり、残念ながら日本語にはほとんど対応していないようだ。また、一部の数式も表示することができなかった。
Zoho Viewer公式ブログの発表文によれば、Zoho Viewerは2つの思想に基づいて開発されたという。1つは「添付ファイルは悪である」ということ、もう1つは「ドキュメントはURLである」ということだ。Webアプリケーションの利用が増えるにつれて、この思想はますます現実味を帯びていくことだろう。
関連情報
■URL
Zoho Viewer(英文)
http://viewer.zoho.com/
Zoho公式ブログの該当記事(英文)
http://blogs.zoho.com/general/introducing-zoho-viewer/
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( 青木大我 taiga@scientist.com )
2007/08/10 13:45
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