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Google Earth、地名が出てくる書籍を表示する新レイヤー追加


 米Googleは20日、「Google Earth」に新しいレイヤー「Google Book Search」レイヤーを追加したと発表した。

 このレイヤーはGoogle Earthを英語モードで利用した場合に、「Featured Content」フォルダの中に表示される。残念ながら、日本語モードでは利用することができない。

 このレイヤーを利用すると、Google Earthの地図の中に書籍の形をしたアイコンが表示される。これはGoogle Book Searchがインデックスした書籍のうち、著作権が切れてパブリックドメインとなった書籍の中で、その地名に言及している箇所があることを示している。アイコンをクリックすると、その書籍の該当部分がバルーンウィンドウとして表示される。

 日本国内の地名も数多く表示されるが、ローマ字表記であるためか、残念ながら地名と関係のない部分が表示されてしまうなど問題点も多い。逆にローマなど、歴史的に著名な欧米の地名では、膨大な量の書籍アイコンが適切に表示される。

 特定の地域について調査を行なっている場合に役立つ機能であるのと同時に、地図を散歩しているうちに関連する書籍の内容に引き込まれるなど、情報を別の観点から味わうことのできる新機能と言えそうだ。


ローマ付近の「Google Book Search」レイヤー表示 ポップアップウィンドウの例

関連情報

URL
  Google LatLong公式ブログの該当記事(英文)
  http://google-latlong.blogspot.com/2007/08/google-book-search-in-google-earth.html

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「Google Earth」にダルフール紛争に関する新レイヤー追加(2007/04/11)


( 青木大我 taiga@scientist.com )
2007/08/21 12:26

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