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TCP 5168番ポートへのスキャンが増加


 JPCERT/CCは23日、TCP 5168番ポートへのスキャンが22日から増加しているとして注意を呼びかけた。JPCERT/CCが運用しているインターネット定点観測システム(ISDAS)で観測した。原因は特定できていないが、トレンドマイクロのサーバー用製品の脆弱性を狙った攻撃の可能性があるとしている。

 トレンドマイクロでは21日、バッファオーバーフローの脆弱性を修正する「ServerProtect for Windows/NetWare 5.58」用のセキュリティパッチを公開。同社でも23日、同ポートへのスキャンが増加しているとして、同製品のユーザーに対してはパッチの早期適用を呼びかけている。TCP 5168番ポートは、ServerProtectがコミュニケーションポートとして利用しているという。

 今回、JPCERT/CCでは、同ポートを使用するサービスを利用している場合は対策を検討するよう呼びかけている。具体的には、1)ServerProtectを利用している場合はパッチを適用する、2)ウイルスに感染した場合の二次被害を防止のために内部から外部のTCP 5168番ポート宛のパケットを制限する──の2点を挙げている。


関連情報

URL
  JPCERT/CCのニュースリリース
  http://www.jpcert.or.jp/at/2007/at070019.txt
  トレンドマイクロのサポート情報
  http://www.trendmicro.co.jp/support/news.asp?id=1003


( 永沢 茂 )
2007/08/23 19:07

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