監査法人トーマツは4日、監査先企業など24社の業務に関する資料と、その取引先などの個人情報約7,000件が、職員の個人所有PCからファイル交換ソフト「Winny」のネットワークに流出したと発表した。
トーマツによると、監査関与先などの情報や業務上必要な範囲で入手した取引先の個人情報などが含まれているファイルを、職員が自宅の個人所有PCに保存しており、この情報がWinnyを通じて流出したことを8月29日に確認したという。
トーマツでは監査先企業や情報が流出した個人などに対しては連絡を進めており、現時点で個人情報が不正に使用された事実は確認していないという。
トーマツではこれまで、全社員および職員に対して業務用のPCを貸与し、個人所有のPCによる業務やデータの保管は禁止してきたが、その徹底が不十分であったとして、改めてルール徹底の指示を出すとともに、全社員および職員に対して同様のことが起きていないかを確認し、誓約書を提出させるとしている。
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■URL
ニュースリリース
http://www.tohmatsu.co.jp/news/2007/press0904.shtml
( 三柳英樹 )
2007/09/05 16:18
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