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検索は、画面上部にあるフォームから行なえる。なお、この画面は「セパレータ」を開いた状態
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米Googleは5日、ベータ版として公開しているフィードリーダー「Google Reader」に、検索機能を追加するなどの改良を加えたと発表した。
統計の取り方によって大きく差はあるが、Google Readerは「Bloglines」や「Rojo」と並び人気のあるフィードリーダーの1つであるとさられている。ところが、Bloglinesでは1年前から提供されている検索機能がGoogle Readerにはなかった。また、検索を主要ビジネスとするGoogleのサービスで検索機能が付いていないのも不思議なことだったため、今回の検索機能の追加は自然な流れと言える。
Google Readerの検索機能は、画面上部にあるフォームから利用できる。検索対象をドロップダウンリストで選び、すべての記事を対象にしたり、特定のタグだけを対象にすることができる。また、共有アイテムを購読している場合には、それも検索対象に含まれる。
フィードリーダーで検索を行なうと、自分にとって有用であるとあらかじめ認めた情報の中から検索できる。そのため、「Google Blog Search」など同社が提供しているブログ全体に対する検索サービスよりも、はるかに効率よく検索を行なうことができるはずだ。
Google Readerには今回、そのほかにも使いやすさを改善する改良がいくつか行なわれた。1つ目は、未読カウント数がこれまでの2桁から3桁に増えた。2つ目は、タグなどが表示されているサイドナビゲーションの右に左矢印の付いたセパレータが表示され、そこをクリックすることでブラウザ画面全体を記事を読むために使用できるようになった。
さらに3つ目に、Ajaxアプリケーションとしては珍しい機能として、ブラウザの「進む」「戻る」ボタンをGoogle Readerのナビゲーションとして使用できるようになった。例えば、Google Readerの中で行なった前の操作に戻るには、ブラウザの戻るボタンをクリックするだけでよい。
そのほかに、Google Readerを最初に読み込む時に「Loading...」という黄色いアイコンが表示されるようになったことも確認されている。
関連情報
■URL
Google Reader公式ブログの該当記事(英文)
http://googlereader.blogspot.com/2007/09/we-found-it.html
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( 青木大我 taiga@scientist.com )
2007/09/07 11:52
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