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「ユーザーに感謝したい」、モバゲー仕掛け人の畑村氏 |
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第5回Webクリエーション・アウォード贈賞式
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Webクリエーション・アウォードは、インターネットの発展やWebにおけるマーケティングに貢献した人物を発掘・表彰する目的で、2003年より実施されている。今回は2007年6月から一般推薦で募集し、75名の候補者・グループをエントリー。1次審査を経て、7月下旬より一般投票を行ない、これを参考にした2次審査で14名の贈賞者を決定した。 贈賞式では初めに、Web広告研究会の渡辺春樹副代表幹事が、Webクリエーション・アウォードの概要を説明。「人のアイデアや情熱がWebの新しい技術・分野を開拓していくものであり、人に焦点を当てたものが良いと考えた。今年初めての試みとして一般投票を取り入れ、参考にした。審査では、どなたを選ぶのか苦労した」と述べた。
● 今年は受賞者の半分がCGM関係 Web 人大賞の畑村氏は、「モバゲータウン」のユニークなコンテンツやアバターを活用した広告モデルなどが評価された。「モバゲーは広告の収益によっている部分が大きい。モバイルの広告規模は、PCに比べるとまだまだ小さい。これからもユーザーに支持されるコンテンツを作って、モバイル業界全体を盛り上げていきたい」とコメントした。2006年から2007年にかけてWebに貢献した「Web 人 of the year」は、IBC岩手放送テレビ編集局メディア企画部の上路健介主事が受賞した。「kikeruツールバー」など、通信と放送の垣根を越えたWebへの貢献が評価された。上路氏は、「ネットで面白いサービスがあるのに、地方の人たちは使っていない。そこで、既存メディアを生かして、Webに触れてもらう機会を作っている。これからも、旧メディアと新メディア、双方の良いところを近付けていきたい」とコメントした。 今回は、審査員特別賞として「Web 人貢献賞」が設けられ、インプレスR&Dの錦戸陽子氏が受賞した。「インターネット白書」の編集に10年以上従事した功績を称えたもの。錦戸氏は、「Web人に貢献したことが評価されてとても光栄。インターネット業界に身を投じた方々のお役に立てるような本をこれからも出していきたい」とコメントした。 「Web 人ユニット賞」は、企業から製品を提供してもらいブログで紹介するブロガーユニット「ONEDARI BOYS」と、ブログ上でユーザー同士をつなげるサービスによってマイクロソフトとMSNのブランディングキャンペーンを行なった「The Handshake Company」が受賞した。このほか「Web 人賞」では、サイドフィードの赤松洋介代表取締役、paperboy&co.の家入一真代表取締役社長、ゼイヴェルの大浜市史太郎CEO、日本テレビの土屋敏男氏など9人が受賞した。 Web広告研究会の岩城陸奥顧問は総括として、過去の大賞受賞者のサービス分野・傾向を説明した上で、「今年は受賞者の半分がブログやバイラルマーケティング、CGM関係となった。また、テレビ業界から2人受賞したのも特徴。既存メディアのネット対応が盛んなことがうかがえる。前の時間のトークセッションでも“Webは人しだい”と言っていたように、アウォードの基本設計は良かったと思う。投票などの審査手法は改良していきたい」と語った。
関連情報 ■URL Webクリエイション・アウォード http://forum.wab.ne.jp/ Web広告研究会 http://www.wab.ne.jp/ ■関連記事 ・ 「モバゲータウン」の仕掛け人が、2007年の「Web 人大賞」を受賞（2007/09/11） ・ 第4回Webクリエーション・アウォード、大賞はナビタイムの大西社長（2006/09/07）
（ 野津 誠 ）
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