仏サーチエンジンのExaleadは25日、同社のセマンティックサーチエンジンとソーシャルネットワーキングを組み合わせた新しい情報共有・収集ツール「BAAGZ」のプライベートベータテストを開始したと発表した。
BAAGZでは、まずユーザー自身が自分の趣味や興味に応じて関心のあるWebサイト、画像、動画、Wikipediaの項目などを自分の専用ページ「BAAGZ」に登録しておく。このBAAGZは公開するか、プライベートにしておくかを設定できる。
BAAGZは、Exaleadのセマンティックサーチエンジンで培った技術をもとに、それぞれのBAAGZの中に保管された情報が何を意味しているのかを判断し、自動的に似た情報を持つ他のBAAGZと結び付けていく。BAAGZに情報を保管する時にはユーザーが説明を書いたり、タグ付けをするが、もともとExaleadはサイトの意味を理解するためのセマンティック技術を利用しているため、それに依存し過ぎることがない。この情報に基づいて似た興味を持つBAAGZを発見することができる。
その結果、自分のBAAGZには他のBAAGZによって情報が毎日追加されていき、ユーザーは新たな情報を自動的に発見できる。また、結び付けてくれた情報をもとに、似た興味を持つ人を他のBAAGZの中から探し出すことができ、ソーシャルネットワーキング機能によって新たな交流を持つことも可能だ。
BAAGZは注目の新サービスを発表する米国の会議「DEMOfall 07」で発表された。この会議のエグゼクティブプロデューサーを務めているChris Shipley氏は、「BAAGZは、Web検索とソーシャルネットワーキングの最も良いところを組み合わせて、コンテンツと人々を作用させる全く新しい方法をもたらした」と高く評価している。
BAAGZは現在プライベートベータテストを行なっており、同サイトにメールアドレスを登録しておくことによって、将来、招待状を受け取ることが可能だとしている。
関連情報
■URL
BAAGZ(英文)
http://www.baagz.com/
ニュースリリース(英文)
http://corporate.exalead.com/enterprise/l=en?p=presse_communiques_detail_55
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2007/09/26 11:48
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