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福田首相の公式サイトには、現在このメールに関する注意文のみが掲載されている
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福田康夫新首相の名前を騙り、トロイの木馬を添付したメールが出回っているとして、米Symantecが公式ブログで注意を呼びかけている。
Symantecでは毎日新聞の記事を引用し、福田康夫新首相を騙るメールが一部に出回っており、このメールには福田首相の事務所の住所と電話番号が表記されているほか、外務省の英文略称「MOFA」を名前に含むファイル「mofa.zip」が添付されているとしている。
Symantecでもこのファイルを既に入手しており、ファイルの中に含まれている「mofa.exe」が、PCにバックドアを仕掛けるタイプのトロイの木馬であることを確認。このトロイの木馬「Backdoor.Darkmoon.E」は、実行されるとWordファイル「mofa.doc」を表示する一方で、PCにバックドアを仕掛けて外部からの攻撃命令を待ち受ける。
福田首相の公式サイトでは現在、トップページにこのメールに対する注意を呼びかけるメッセージを掲載。福田首相および事務局は一切関与していないメールだとして、速やかに削除するよう呼びかけている。
関連情報
■URL
Symantec Security Response公式ブログの記事(英文)
http://www.symantec.com/enterprise/security_response/weblog/2007/09/new_prime_minister_new_trojan.html
Backdoor.Darkmoon.Eに関する情報(英文)
http://www.symantec.com/business/security_response/writeup.jsp?docid=2007-092515-0356-99
福田康夫オフィシャルサイト
http://www.y-fukuda.or.jp/
■関連記事
・ 外務省を騙ったウイルスメール、「中日関係を損なう」と日本語で記載(2005/10/21)
( 三柳英樹 )
2007/09/26 11:48
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