ウィルコムは28日、次世代PHSシステムにおいて2.5GHz帯の周波数を使用する広帯域移動無線アクセスシステムの導入に向け、特定基地局の開設計画の認定申請を総務省に提出した。
次世代PHSは、現行PHSの技術をベースとして、OFDM技術やMIMO技術を付加して最大20Mbps以上の高速伝送を実現する通信システム。1台のPHS基地局がカバーする範囲を「マイクロセル」というが、同社は現行PHSで約16万基地局からなるマイクロセルシステムを展開。次世代PHSでも同様のマイクロセルシステムを活用することで、高い周波数有効利用率を実現できるとしている。
同社によれば、PHSは日本だけでなく中国、台湾などのアジア地域から南米地域にも普及し、加入者数は約1億人に達する。次世代PHSは、これら海外で普及しているPHSの後継システムとして期待されているという。同社では、次世代PHSの国際的普及に向けた取り組みにも積極的に参加するとしている。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.willcom-inc.com/ja/corporate/press/2007/09/28/index_02.html
■関連記事
・ ウィルコム、次世代PHS向けに2.5GHz帯の免許申請。20Mbps実現を目指す(2006/04/13)
( 増田 覚 )
2007/09/28 19:10
- ページの先頭へ-
|