Mozilla Japanは1日、Mozillaが提供するWebブラウザ「Firefox 2」が「グッドデザイン賞」を受賞したと発表した。
2007年度のグッドデザイン賞は4月より応募を開始。2,945件の審査対象のうち、1,043件(594社)が受賞した。Firefox 2は、「コミュニケーションデザイン部門」で受賞した81件のうちの1つとなる。
受賞を受けて、Mozilla Japanの瀧田佐登子代表理事は「この賞は、世界中のコミュニティのメンバーと、既存のブラウザに代わる新たな選択肢としてFirefoxを支持してくださっているすべてのユーザーに贈られるものと思います」と述べている。また、審査員からの評価として「Firefox 2が提唱する『より使いやすく』『より安全に』『より快適に』はユーザーにとっても重要なテーマである。そのようなテーマに正面から取り組み、独占状態に近かったWebブラウザの世界に新たな選択肢を与えたことを高く評価した」とのコメントも紹介している。
コミュニケーションデザイン部門ではFirefoxのほか、「Windows Vista」(マイクロソフト)、PS2用地図ソフト「みんなの地図2」(ゼンリン)、動画配信サイト「第2日本テレビ」(日本テレビ放送網)、動画コメント共有サイト「ニコニコ動画」(ニワンゴ)、3Dバーチャルワールド「Second Life」(Linden Lab)や、企業などのWebサイトも多数受賞している。
全受賞対象1,043件の中から総合的に高い評価を得た15件は「ベスト15」として選出されており、この中から1件が「内閣総理大臣賞(グッドデザイン大賞)」を受賞、残り14件が「経済産業大臣賞(グッドデザイン金賞)」となる。大賞の候補としては、15件のうち、ゲーム機「Wii」や新幹線車両「N700系」など6件がノミネートされており、10月25日に行なわれる公開プレゼンテーションを経て決定する。なお、Second Lifeは大賞候補には入らなかったが、ベスト15に含まれており、金賞を受賞することになる。
関連情報
■URL
Mozilla Japanのニュースリリース
http://www.mozilla-japan.org/press/releases/2007/10/01/
「2007年度グッドデザイン賞」受賞結果
http://www.g-mark.org/library/2007/index.html
( 永沢 茂 )
2007/10/01 16:14
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