情報処理推進機構(IPA)は1日、IPAが全権利を所有する日本語フォント「IPAフォント」を一般利用者向けに無償公開した。専用サイトから無料でダウンロードできる。
IPAフォントは、画面表示と印刷の両方に利用できるフォント。明朝体とゴシック体があり、それぞれに等幅およびプロポーショナルの2種類、さらにゴシック体には画面上のメニュー表示などに適したUIフォントの合計5書体を用意している。
最新の日本語の文字コード規格である「JIS X 0213:2004」(「JIS X 0208:1997」を含む11,233文字の広範囲な文字)をサポートしていることが特長としている。一般的な業務で必要とされるほとんどの漢字を網羅しているという。Windows Vista/XP/2000やMac OS Xなどの商用OSのほか、Linuxなどのオープンソースソフトウェア(OSS)環境でも利用することができる。
IPAフォントはこれまで、IPAが支援したプロジェクトで開発された成果物であるソフトウェアでの活用を目的として、2003年末より無料配布されていたもの。今回新たに一般利用者向けの使用許諾条件を定め、無償提供を開始した。
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■URL
ニュースリリース
http://www.ipa.go.jp/about/press/20071001-2.html
( 増田 覚 )
2007/10/01 18:36
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