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GMO、「仮想世界ファンド」を開始


 GMO Venture Partners(GMO VP)は、仮想世界関連の技術やサービスに関わるベンチャー企業のビジネス化と成長を支援するファンド「仮想世界ファンド投資事業組合」を9月20日に設立した。ファンドの運営期間は6年、ファンド募集予定金額は上限1億円で、2007年10月から2008年5月末まで募集する。投資案件第1号として、「Second Life」内に日本人居住区を所有する株式会社マグスルが実施した第三者割当増資の引受を10月5日に行なう。

 GMO VPでは仮想世界ファンドの投資対象として、仮想世界上で広告やコンテンツ販売、不動産開発などを手がける「プレイヤー」、仮想世界への参入支援や広告代理、運営代行などを手がける「イネーブラー」、Second Lifeをはじめとする仮想世界を運営する「プラットフォーマー」の3つの層を挙げる。同社では主に、イネーブラー層を中心に投資活動を展開するという。

 最初の投資案件となったマグスルは、Second Life内に400万平方メートルを超える日本人居住区「マグスル東京」などを建設し、日本テレビ、東芝、サントリー、HIS、サイバーエージェントなど500以上のテナントを持つ。GMO VPでは、マグスルが早期から大手広告代理店とのパートナー関係を構築し、仮想都市開発に加え仮想世界内メディアとしての展開も進めているとして、「今後、仮想世界業界の台風の目になる」と評価。第三者割当増資を引き受けることで、マイノリティ株主として事業や資本政策など多方面から支援し、マグスルの事業展開の加速を目指すとしている。


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URL
  ニュースリリース
  http://pr.gmo.jp/article/20071003_3168.html?ref=%2F%3Fact%3DPressListing%26type%255B%255D%3D1

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( 増田 覚 )
2007/10/03 13:01

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