米Trend Microは2日、同社のウイルス解析担当者のブログにおいて、中国のセキュリティ対策組織「Chinese Internet Security Response Team(CISRT)」のWebサイトが改竄され、不正なiframeが埋め込まれたと発表した。
それによれば、同社がCISRTのWebサイトを解析したところ、トップページと英語のブログページにおいて、攻撃コードを読み込ませるためのiframeが埋め込まれていたという。ユーザーがこれらのWebページにアクセスすると、「sms.exe」というトロイの木馬がダウンロード、インストール、実行される恐れがあるとしている。sms.exeは、次々に別のマルウェアをダウンロードする特徴がある。
この問題についてTrend MicroではCISRTに連絡済みで、英語のブログページから不正なiframeが取り除かれたことを確認したという。しかし、2日14時50分(米国時間)時点では、トップページにはiframeタグが依然として埋め込またままとしている。
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■URL
Trend Micro Security Blogの該当ページ(英文)
http://blog.trendmicro.com/cisrt-under-attack-2agasps2a/
( 増田 覚 )
2007/10/04 14:16
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