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ヤフオクとお宝鑑定ドットコム、「お宝鑑定大会 in 六本木ヒルズ」を開催


鑑定士を代表して挨拶に立った安岡路洋氏
 小雨舞う連休最終日の10月8日、六本木ヒルズ森タワーにて、「Yahoo!オークション」と「お宝鑑定ドットコム」の共同企画による「お宝鑑定大会 in 六本木ヒルズ」が開催され、テレビでもおなじみの有名鑑定士が 六本木ヒルズに集結。依頼人が持参した自慢のお宝をその場で鑑定した。

 Yahoo!オークションの骨董品カテゴリは固定ファンも多く、美術品・工芸品が常時5万点以上出品されるなど、緩やかではあるが右肩上がりに利用者が増加しているという。そこで、ユーザーが安心して利用できるように、2006年12月から「お宝鑑定普及委員会」による「お宝ネット鑑定」を開始。お宝の画像を送ると、1点につき5,250円(税込)で鑑定してもらえるというサービスだが、これがきっかけとなって今回のイベントに発展した。「日ごろご利用いただいているお客様と接点を持ちたいという気持ちもありました。オフラインでのつながりも大事ですから」(オークション事業部企画部 カテゴリマネージャー 福森太一朗氏)。

 今回顔をそろえた鑑定士は、骨董界の重鎮・安岡路洋氏を筆頭に、岩崎紘昌氏、石井久吾氏、前田洋氏、八鍬光晴氏、宮城正二氏、佐々木一氏の計7名。鑑定依頼人は「お宝鑑定ドットコム」を通じて応募してきた約20人で、今回は骨董品の鑑定を専門とする鑑定人が揃ったこともあり、依頼人のほとんどは年配男性。鑑定士の“血糖値が高いオヤジと血圧が高いオヤジ”というジョークも出て、会場は笑いに包まれた。


ホンモノ? ニセモノ? 思わぬ結果に依頼人の喜怒哀楽が

 鑑定に臨む参加者は、進行役とのトークを交えながら、持参した一品がどのようなものかを自ら説明し、専用のボード書かれた本人評価額を披露する。その後、品物に応じて専門の鑑定士が鑑定、価格の相場をスクリーンに映し出し、評価ポイントを解説するという流れになる。進行役を務めたのは、占いもこなすモデルの小松美羽

 冒頭挨拶に立った安岡路洋氏は「今回の評価額は、値段を言ってもその値段で売買されるということはない。あくまでも現時点での価格。相場は購買者の活動によって変動するので、目安と考えてほしい」とした。

 今回の鑑定最高額は「本物」と鑑定された「エミール・ガレー」の45~50万円。最低価格は、明らかに偽物と鑑定された「宋白磁」の500~1,000円となった。最高価格をつけた「エミール・ガレー」について、「これは紛れもない本物。しかもその価格(依頼人が購入した価格)はかなりリーズナブル。非常によい買い方をした!」と岩崎氏が絶賛。依頼人は「うれしいです!」と顔をほころばせた。逆に「宋白磁」の依頼人はまだ購入しておらず、鑑定後に交渉するところだったと告白。本人評価額が5万円だっただけに「見てもらってよかった!」と安堵の表情を見せていた。

 しかし、ある依頼人は80万円で購入したという骨董品が、実は25,000~30,000円の価値しかないと判明し、一瞬呆然としたものの、「納得しました! 死ぬまで勉強です!」。また、別の依頼人は山口蓬春(やまぐちほうしゅん)の作品と思って100万円の評価額をつけた絵が、質の悪い偽物と判明して絶句。骨董品購入の難しさ、奥深さを感じさせられた。

 中には「ルノワールの自画像」を持参した依頼人も。「どう考えたって偽物だと思う。でもこれは模写なのか、印刷なのか知りたい」といって会場を和ませた。結果は「印刷」。インテリアアートとして楽しむように、とアドバイスされ、進行役の小松美羽にも「本物だったら26億円!? 怖くて今日持って帰れませんよね!」と突っ込まれていた。

 鑑定のラストを飾ったのは、「山岡鉄舟直筆の掛け軸」を披露したオークション事業部の福森氏。20~25万円相当の「本物」と鑑定され、満足げな表情を見せた。


「幕末の伊万里」を鑑定中の豪華な顔ぶれ。左から石井氏、安岡氏、岩崎氏、前田氏 巻物を鑑定中の八鍬氏(左)と石井氏(右)。鑑定品の中には、実は松平家の家紋入りと判明し、資料としての価値を認められた巻物も

「これは間違いなく本物! 持ってみればわかる。なぜなら……」と見分けるコツを熱く解説する岩崎氏 本物の家元の棗(なつめ)と鑑定された茶器を持つ佐々木氏。残念ながら箱がなかったのだが、箱があれば軽く100万円以上はするものだという。骨董品は箱が大事!

中国の土ではない、と青磁の解説を行なう前田氏 「茂吉の書では」という掛け軸を鑑定中の八鍬氏

西洋のテラコッタを鑑定中の安岡氏(左)と石井氏(右) 曽祖父が、山岡鉄舟と知り合いだったらしいというオークション事業部の福森氏は「山岡鉄舟直筆の掛け軸」を鑑定依頼。結果に思わずニンマリ!?

ギャラリーも「勉強になる」

 鑑定の様子を見守っていたギャラリーも、骨董品の買い方や、価値を分けるポイントなどの解説に聞き入る場面が多く見られ、その目は真剣そのもの。

 ギャラリーとして参加していた年配の女性2人は、鑑定の最中も大きく相槌を打ちながら話に聞き入っていたが、イベント終了後には「とても勉強になった。2回目があったら、今度は自分も何か鑑定してもらいたい」と感想を述べていた。また、イベントは参加者同士の横のつながりにも寄与したようで、自慢のコレクションを写した写真集を見せながら、熱く語りあう姿も見られた。

 次回はお宝鑑定ドットコム主催の「鑑定大会&講演会」が、名古屋で10月28日に開催予定となっている。


関連情報

URL
  Yahoo!オークション
  http://auctions.yahoo.co.jp/
  お宝鑑定ドットコム
  http://www.otakarakantei.com/
  ART MART
  http://topic.auctions.yahoo.co.jp/antique/artmart/


( すずまり )
2007/10/09 15:07

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